日記的雑記帳「カイエ」|2026.05.18-05.24

05.18(月)

・手放す、決め切ることのよさ。

・バランスを崩す瞬間があるからこそ、バランスを取れるようになると思いたい。

・ワールドカップも迫っているし、サッカーユニを普段着に取り入れたい。どういう組み合わせにするか考えるのが楽しい。

05.19(火)

・流石にうんざりした。社会見学だと思って見ていることにしようと思った。

・手懐ける、上手くいなすという話を聞いて、目の前の相手がこちらに対してまさにその動作をしている可能性もあるなと思いつつ、そうだとしても全く嫌でもなく、実際、楽しい人だと好感を抱いているのだから、上手いものだなぁと素直に感心した。反応として、私はちゃんと言葉を返すし、顔にも出るし、嫌なことには腹が立つので、「いなす」という動作から遠い位置にいるように思える。私はいつも私にまみれていて、それはそれでとても生きているとは思うのだけど、風呂で身体の汚れを石鹸でこすって落とすように、「洗い流す」ということを毎日念入りに行うことでどうにか保っているところがある。だから、そういった「洗い流す」動作を忘れてしまうと、傷口がいつまでも治らないように、とてもしんどくなる。「いなす」というと、自己を抑えるという印象があるのかもしれないが、その前提を見直してみると、むしろ「洗い流す」ための予備動作として取り入れられるかもしれないなと思う。

05.20(水)

・短歌ってよくわからない。俵万智『サラダ記念日』の歌集は唯一好きだったけど。詩は好きというか、特に茨木のり子さんが好きで、ふいに読みたくなる瞬間が来る。だが、短歌になると、なんだか大喜利みたいな、Twitterで上手いこと言っているみたいな(Twitterもほんとに嫌だった)、ただの消費される言葉を羅列しているだけに思えてしまって、あまり好きになれた試しがなかった。大喜利としての言葉遊びなら、芸人の繰り出す言葉の方が感動するようなおもしろさがあると思ってしまう。そんな比べ方は自身を閉じるだけの難癖だ。でも、短歌が好きそうな人に「どういうところが好きなのか」と聞いてみたけど、聞いた自分はきっとそれを聞いても変容することはないと、腕を組んで決めつけているところがあった。そうだったけど、決めつけているときは、大概よく知らないだけだと最近思えるようになったので、読んでみることにした。書店で短歌の本を買うぞと決めて、何十分もうーんと思いつつ選んだ。あんまりそういう本の買い方をしないなと思った。アンソロジーの左右社編集部『海のうた』を選んだ。海なし県に住んでいて、全く海の気分ではなかったが、それもそれでいいかと思った。読んでみて、何度も文字を辿り直すことになったが、やっぱりよくわからなかった。でもそれは、決めつけているときとは違ったわからなさで、少しだけ嫌いではなくなった気がする。1ページに1短歌だと、真っ白の空白の中に黒い文字が浮かび上がってきて、その空白を含めて読めるのが良かった。思えば、詩は本でも読むけど、展示で見るのが好きで、文字の周りにある空白、かすかに当たる照明がとある部分では明るく、グラデーションで暗くなっていく、そういう空間を読むみたいな体験が好きなのだろうと思う。それを思い出せて良かった。

・色々と行き詰まるような感覚があって、今までの活動や仕事を棚卸ししてみた。ちょっと吐き気がしそうなぐらい、至らない自分と対面するはめになったが、膿を出すというか、今必要な行為ではあった。少し外に開いた状態で、こういう振り返りをすると、わりとすんなり諦める、手放すということが見えてきて、ここがまた出発点だなと潔く思えて良かった。

05.21(木)

・立ち寄った施設のトイレに行くと、複数の犬が壁に向かって立ちションをしている絵があって、それを見ながら用を足した。

・仕事とは仕事だと設定されていることをするから仕事なのだと、世紀の大発見をした気持ちになった。

・期待していなかった今回の現像の結果がとても良かった。ふつふつという気分になった。写真を撮るっていいなと思えた。ふいに訪れるこういう瞬間。これだから素晴らしい。

05.22(金)

・炒飯のせいで問題が起きる瞬間に立ち会った。

・普段行かない場所に行ったが、働いている人と、人として会話をしたという感じがした。

・リビングのテーブルに、刈り取られた豆苗が設置された。

05.23(土)

・朝起きたら、昨夜までぴんと茎を伸ばしていた青のガーベラが、くの字になって萎びていた。花ってはっきりしているなと思う。そのあと、予想外に花をもらって、とても嬉しかった。素直にありがとうと伝えると、照れていた様子が楽しかった。

・餃子を手作りした。皮はタコス用にしか使ったことがなくて、正式に餃子の皮として使うのは初めてだった。作るのは大層面倒だぞと脅されたけど、作ってみたら楽しくできた。でも気付いたら餡を包むのに1時間ぐらい経っていた。味噌を少しだけ入れるレシピで、刻んだ生姜が効いていて美味しかったが、生姜はチューブでいいなと思ったし、量を減らして代わりにニンニクを刻みにして、もう少し多めに入れる方が良いかなと思った。次回への課題。餃子を非常に美味しく焼く技術は持っていて、お店で食べても代わりに焼かせてくれと思うぐらいだが、手作りする方にも足を踏み入れたので、何としても極上の餃子を目指したい。

05.24(日)

・窓越しに野良猫がびっくりした顔でこちらを凝視してきた。こっちこそなんですけど、と思う。猫って、全てはこちらで決めることですから、という振る舞いをしているように見えるときがある。でも、それって生き物として、とても健全なことではないかと思うのだ。

・言葉と共に生きていたし、言葉に関わり続けたいと思い直した。