日記的雑記帳「カイエ」|2026.06.29-07.05

06.29(月)

・ちょうど涼しくて最高の気温だ。

・リズムには荒っぽさがあるけど、芯はいい文章だなと思う。

・多分好きなんだろうなぁと思いつつ、羊文学を聴くタイミングを逃し続けていて、ようやくきたタイミングで聴いてみたら、やっぱり好きになった。

・そう言ってくれるだけで嬉しいと思うことがあった。

06.30(火)

・日本対ブラジルの試合を観る。前半はシビれる展開だった。後半というか、全体的にチームとして連動する動きが良くなかった気がする。まさかの終了間際の失点。オフサイドをとりあえず疑う。ちょっと信じられない。今のブラジル相手に勝てなかったらどうするんだと思った。くやしすぎる。素晴らしい選手を置けば勝てるわけではないし、ほんとにサッカーって不確定なことばかりだ。とてもくやしい。くやしいけど、心がたくさん動いたのは、豊かなことだなとも思う。たまたま生まれた国を応援する。弱かったところから、徐々に選手が育ってくる。そういうことを観続けられるのは、豊かなことだ。ナショナリズムだなと思うことも、たまにはいいのかもしれない。とはいえくやしすぎた。

・ふて寝してまた起きて、モロッコ対オランダの試合を観る。モロッコは応援しているので絶対に勝ってほしかったが、ボールは保持できてもなかなか崩せず。先制点決められてどうなるかと思ったが、ディオプのゴールが素晴らしかった。結局PK戦。お互い外しまくっていて、本当に運で決まるという感じで、PKを開発した人すごいなと思った。最後の最後でモロッコ勝利。日本は負けたけど、これでトントンだと思いたい。今日は心が揺さぶられる日。何もする気になれないよ。

・夜までずっとモヤモヤ。いやー今の日本の選手たちなら勝てたのに、とずっとくやしい。

07.01(水)

・眠すぎたが、フランス対スウェーデンの試合を観る。フランスは余裕の勝利という感じだった。試合後も淡々とした表情の選手ばかりで、あれだけ圧倒していれば、それはそうかと思った。今回の決勝も前回と同じく、フランス対アルゼンチンとかになったりするんじゃないか。

・どうしてもまた観たくなって、『このサイテーな世界の終わり』を観た。話としてもおもしろくて好きだが、地味に主人公たちの服装や風景の描写、光の当て方などが美しくて好きなんだよな。反抗する、それを受け止めてもらう、ということ。もしかしたら人は定期的にそういうことが本来は必要なのかもしれないよね。自身と和解していく時間が必要なものなんだ。

・人間がいかにざっくりと物事を捉えているか。情報量と速さでなんとなく理解したがる。

07.02(木)

・日記が書きたくなるというのはどういうことなんだろう。別に日記である必要はない。書くことが最初にあって、それが結果的に日記になるということなんだと思うけどね。

・手仕事だけに限らず、対象の純粋性を賞賛する場合の、決して自分の立場を崩そうとしない見方が見逃されているなと思うことはある。

・持続可能なしたたかさか。

・ついに、俺たちのFable 5が戻ってきたか。

07.03(金)

・スペイン対オーストリアの試合を観る。スペイン、ようやく馴染んできた感じがある。オヤルサバルはチーム状況と連動する選手だなと思う。余裕のある勝利だった。安心してまた眠る。

・収まりのよい自販機。

・今日は社会での擬態がなかなか上手くいかなかったなと思う。

・「わかりあえない前提でわかりあおうとする」という話を聞く度に、じっとりとした居心地の悪さを感じる。おそらく私は、お互いに想像している以上に、人には交渉の余地というか、話してみると意外と納得できる箇所を自分側に用意できることはあるんじゃないかと思っている。わかりあえると思っているわけでは決してないのだが、話せばわかるの犬養毅マインドみたいなものがあるのかもしれない。そして、それははっきりと愚かさでもあると思っている。わかりあえない前提から始めて、わかりあおうとすることを諦めない姿勢の方が、本当にその通りだとも思う。でも、どうしても私はわかりあえる・あえないの視点から始めるのではなくて、そういった愚かさを通過して、上手くいかない絶望も経て、どうしようかと途方に暮れるところから始めたいのだと思う。

07.04(土)

・アルゼンチン対カーボベルデの試合を観る。アルゼンチンを応援するが、カーボベルデも予選でいい試合をしていたから、どうなるのか楽しみだった。やっぱりカーボベルデ、おもしろい。ちゃんと守備から繋ぐもんな。やたらにクリアして終わらない。アルゼンチン相手に全く引かずに戦って、監督が素晴らしいのかもしれない。GKのヴォジーニャも当たってた。解説がラモス瑠偉と闘莉王で、時折「ラモさんはすごい」「いやいやいや〜」とイチャイチャする時間があったりして、居酒屋解説は基本好きではなかったが、妙におもしろかった。ラモスは足を攣った選手に「何やってんだよ」とか「ここ出して。あぁイライラするよ。もう解説にならなくなったですよ」とか言っていて、素直すぎて笑った。カブラルのゴールは、長年サッカーを見てきて、No.1に近いぐらい劇的で美しかった。いやー楽しかった。アルゼンチンが勝って良かったんだけど、カーボベルデはほんといいサッカーするなぁ。日本を下げたいわけじゃなくて、これで日本と同じくベスト32で敗退扱いなのは違うなと思った。またブラジル戦を思い出してくやしくなった。

・対人で嫌なことが二人連続であった。なんて日だって感じ。どうも人の感情に口出しして立ち入ろうとしてくる人には、嫌悪感と気持ち悪さを抱きやすい。長州力の「またぐなよ」を思い出す。自身の輪郭を拾い集める作業が必要になった。あれはなんだったんだ。まともに対応しようとしてこっちもぶつけてしまったけど、そういうのが結果的にやりとりになってしまい 好手ではなかったなとあとから思った。撤退というか、無視するだけで良かった。良し悪しではないことと、立ち入ろうとしてくるから拒否をするのは両立するものだなと思った。「自分の人生見つめ直せ」ってビジネス敬語で言うと、なんて言葉になるのだろう。過失割合10対0の交通事故みたいなものかと後から思った。

・居酒屋の前で酒に酔った若い男性たちが、少し車道側に出て大きな声で喋っているところを横目に道を歩く。少し歩いた後、先ほどの辺りからクラクションの音が聞こえた。「うるせぇんだよぉ!」「ギャハハ」と声が聞こえたので、おそらくその人たちがクラクションを鳴らされて声を荒げたんだろうなと思った。この距離で聞こえたのなら、相当大きな声だったんだろう。なんだかその空気の震えを耳で捉えたときに、美のようなものを確かに感じた。一瞬で過ぎてしまったから、その感覚がどういうものなのか表しようがなかったけど、それはどうやら美の一種であるらしかった。そのことを考えながら歩いていると、その横を心なしか少し怒っているような挙動の車が通り過ぎていった。その美がどういうものなのか、もうどこかに行ってしまった。

07.05(日)

・カナダ対モロッコ戦を観る。カナダの試合は観ていなかったし、カナダ代表の選手は全く知らなかったが、こんなにテクニカルで組織的な戦い方なんだなと嬉しくなった。なんとかモロッコに勝ってほしかったが、モロッコの調子が上がらず。それでも守備で最後の最後は崩されないし、カウンターは鋭いし、やっぱり応援しがいのあるチームだと思った。ウナヒがここしかないコースのゴールを2回決めていた。楽しい試合だった。パラグアイ対フランス戦もついでに観たが、パラグアイは南米らしさを常套句に、なかなかひどいラフプレーと遅延ばかりで、サッカー初心者でも勝ち上がれるんだなと思った。チョップとかもう勘弁してくれ。まあフランスが勝つだろうと、前半だけ観て寝たが、その通りになった。

・ユーモラスとカミソリを忘れないようにしたい。

・途方に暮れる状態になっているということは、実はその事象を受け取った自分をケアできていて、そういうままならない自分を受け入れ出した状態であるのかもな。だからこそ、さてどうするかとなっている。