07.27(月)
・朝起きて、洗濯物を干そうと立ち上がると、「ミーンミンミンミン」と聞こえてきて、最初はPCから何か音が流れているのかと思ったら、本物のミンミンゼミの声が外から聞こえていた。うそでしょう。地方ではあるが、わりと街中に住んでいて、周りにそんなに木がなくてそこまでセミがそもそもいないのに、森とか川にいるイメージのミンミンゼミの声が、今年初のセミの声なんて。なんだかまだ夏の気分ではなかったが、今日をもって、正式に今年の夏が始まったと認められた。夏か、夏が始まったのか。
・通知がないとさみしいという話を聞く。そうか、さみしさになるのかぁ。
・何かを変えないとなぁと思う。

07.28(火)
・Notion AIの使用制限に関するメールが届いて、朝から軽く絶望した。これから付き合い方を考えないとなぁ。制限がかかったら、手作業をするとか、そういうきっかけにするのもいいのかもしれない。
・どうやら私は自分がただ歩いているだけなのに、目の前にやってきて邪魔をされる、みたいに思えてしまうと疲弊するようだった。しかも、それに対して毎度話し合いや説得をしようとしていて、それが解決になると思い込んでいたが、全くもって悪手であったのだと腑に落ちた。
・今日は自分で蒔いた種のようなものに、いちいち傷付いていた。

07.29(水)
・すばやい極論を話す人はつまらないけど、ゆっくり紐解いていくように話す人は好きだ。
・魔王の城みたいにゴゴゴゴと開く、絶対に何かがおかしくなっている自動ドアを通った。
・ポッドキャストの収録を見守りながら、しおりをつくっていた。皆が楽しそうな様子の横で、黙々と手を動かす。そういう時間が、なんだかとても良かった。今日は自分でもびっくりするぐらい謎の疲弊があったが、確かに疲れ切っていても、手だけは動かせるということが、ただただ救いに思えた。手仕事の良さはこういうことなんだろうか。

07.30(木)
・参与観察、ということを思い出す。人の問題に首を突っ込む前に、自分の目の前のことをやった方が絶対に良いなと心底腑に落ちた。虚無でも突き放すのでもなく、たまに越境したりもしてしまうのだけど、相手がというより、まず先にやることがあるよね、という感じだと納得した。
・ジムの体験に行ってみた。AIの制限が厳しくなるなら、制限がかかったらジムに行く習慣を作ろうと思っている。行く前はジムにまつわる現象に対して様々な偏見があったが、それぞれが黙々と干渉せずに身体を動かしていく空間の居心地は案外悪くなかった。それよりも、走ったり、身体を動かしたりするのは久しぶりだったけど、意外と楽しく思えたことを喜ばしいと思った。ZINEを読んでくれた友人が、走りながら見たり考えたりしたことを日記のように書き始めていて、そのことを思い出しながら、走りながら私は何を考えるのだろうと楽しんでいた。目の前には秒数を刻む機械があるだけで、景色は変わらないのだけど。
・ZINEの感想をもらって嬉しいのは、自分が書いて置いてみたものを通して、誰かの暮らしにゆるやかに繋がっていくことだった。つくったものが決して入り込み過ぎることもなく、ささやかな水面の揺らぎが観測できるような。既につくって良かったと心底思えている。

07.31(金)
・ファミリーマートでヴォルデモートが働いているリールは見ちゃうよね。
・カレーとラーメンが好きだと聞くと、大変よろしいと思ってしまう。
・ムカついたら走ればいいのか。ゴリラだってそうしていた。そういえば、シャバーニの奥さんはアイちゃんじゃなかった。

08.01(土)
・せっせとAIの使用制限の対策をしていた。
・混んできた電車の中で本を読んでいると、端末の背景がライトブルーに覆われた。目の前に並ぶ人たちのほとんどがライトブルーのデニムを履いていた。
・大崎清夏『私運転日記』を買って、移動の道中で一気に読んでしまった。日記本やエッセイ本は、タイトルと内容の一致率が高くはないと思っていたが、思ったより免許合宿の日記だったのが嬉しかった。日記は詩と同じく、文字と文字のあいだの白い空白部分を見つめるように読んでいる気がする。そこから、自分の生活や思考に繋げていく。そういえばこうだったとか。そういった発見の作業をできるのが、日記を読むおもしろさかもしれない。

08.02(日)
・今年の夏は須賀敦子。信頼できる読書ってこういうものだと感じる。文体が好きな著者だと、するすると、でも一文字も読み逃さないぞという気持ちと、その上で思考と言葉が往来を繰り返してページを進めたり戻ったりすることなど、何時間も没頭して読める。ここ数年は巻き込まれる読書体験と、快適ではない本を読み続けることで開かれる発見があると、徐々に体感している。だけど、今は信頼できる読書をしておきたいという気持ちがある。まずは夏のあいだに須賀敦子さんの本を読めるだけ読んでみる。
・自分の嗅覚で色々決めていいんだと思い直した。
・新しい芽が出てきているモンステラの、ちょうどその部分にハサミを落としてしまい、見事に折れてしまった。かなしかった。
